海外ではマニュアル車とオートマ車のどちらが人気があるのか

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日本国内で公道を走っている車のほとんどはオートマ車です。
運転しやすさ、そして日本の道がそもそも交差点や信号が多く、マニュアル車だと頻繁にクラッチ操作を行わなくてはならず不便である…こういった理由からオートマ車の普及率は95%程度だとされています。

では、海外ではどうなのでしょうか?
実は、日本のオートマ車率は世界の国々の中でも飛びぬけています。
そう、世界ではマニュアル車が主流になっているのです。

ヨーロッパでは全体的にマニュアル車が多い

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ヨーロッパと言えば、世界的に有名な自動車メーカーが数多くあります。
それゆえに、ヨーロッパの国々はオートマ車が中心なのではないかというイメージがあるのかもしれません。

しかし、実はヨーロッパではマニュアル車の方が比率として高いのです。
オートマ車の人気は徐々に高まっていますが、自動車産業が盛んなドイツでも半数程度がマニュアル車で、イギリスではマニュアル車の比率が7割程度となっています。

マニュアル車というと、時代遅れというイメージが強いかもしれません。
しかし、ヨーロッパは日本とは異なり交差点や信号が少なく、交差点もロータリー形式のものが多いため、日本のように頻繁にクラッチ操作をする必要もなく、マニュアル車でも日本に比べると、操作の手間が軽減される傾向にあります。
確かにヨーロッパでのオートマ車の比率は徐々に高まっていますが、その一方で、マニュアル車に適した環境がヨーロッパにはあり、今でもマニュアル車の文化が根付いていると言えるでしょう。

ちなみにアメリカはオートマ車が主流

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ヨーロッパでマニュアル車が主流と聞くと、アメリカでもそうなのかと思われるかもしれません。
実はアメリカは日本と同じようにオートマ車が大半を占めています。
マニュアル車なんて見たこともない…実はそんな方もアメリカでは意外と多いのです。

それはアメリカではガソリンが軽油よりも安いというのも理由の1つにあります。
オートマ車のほうが何かと利便性が高いと言う環境がアメリカにはあるのでしょう。

南米や東南アジアなどではマニュアル車が主流

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ヨーロッパでは徐々にオートマ車の比率が高まっているものの、せいぜいそれは半数程度で、まだまだマニュアル車が多いのですが、東南アジアや南米といった新興国が多い地域では、街中を走っているほとんどの車がマニュアル車です。
オートマ車は機械で制御している部分も多いために、どうしてもマニュアル車に比べると高価なものになります。

マニュアル車はクラッチ板の交換がたびたび必要となり、日本では車検が厳しいこともあり、自動車本体を維持していくための費用がかさむ傾向にあります。
しかし、東南アジアや南米では、ちょっとした工場などでクラッチ板の交換をしてくれるなど、マニュアル車は故障しても、すぐに直せるために人気が高くなっています。
やはり価格が安く、庶民でも手に入りやすいのがマニュアル車…これが新興国で圧倒的に普及している理由になっています。

レンタカーでもその傾向が現れる

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海外旅行や出張などで、海外に行くこともあるでしょう。
もし、海外でレンタカーを借りる場合は、その土地の自動車事情が大きく反映されることにも注意が必要です。
とりわけ、東南アジアや南米に足を運び、レンタカーを借りる必要がある場合、ほぼマニュアル車を運転することになるでしょう。

マニュアル車の方が人気が高い地域を知っておくことは、海外で自動車を運転することになったときにきっと役立ちます。
日頃、オートマ車に慣れ親しんでいる環境にある日本ですが、世界的に見れば、それは珍しいことで、世界では一部の地域を除けば、多くはマニュアル車が中心なのです。"

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